守谷市でご家族が逮捕されたら
— 本人の状況を知る方法と職場対応
取扱分野:刑事弁護、家事事件、労働問題、交通事故、相続等
守谷市けやき台に事務所を構え、守谷市民の方からのご相談に対応しています。
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| Q | 守谷市で家族が逮捕されました。守谷警察署に面会に行けばいいですか? |
| A |
結論:「守谷警察署」と検索された方も多いかもしれませんが、守谷市内に警察署はありません。守谷市の管轄は取手警察署ですが、被疑者の身柄が実際にどこの留置施設に置かれるかは、捜査上の様々な事情で決まるため、取手警察署にいるとは限りません。
「守谷警察署」と検索される方が多いのですが、守谷市内には警察署がなく、取手警察署の管轄下にある守谷地区交番(中央)、南守谷交番(けやき台)、久保ケ丘交番の3つの交番が置かれています。守谷市・取手市・利根町の事件管轄は、すべて取手警察署(取手市桑原955-1)になります。 もっとも、ご家族が逮捕された場合、身柄が必ず取手警察署の留置施設に置かれるとは限りません。実際の留置場所は、取調官の所属、共犯関係の有無、被疑者の属性、各署の収容状況など、捜査機関の判断によって決まります。守谷市内で発生した事件であっても、県南のつくば警察署や牛久警察署等、別の警察署に身柄が置かれることがあります。
留置場所が決まる要因(代表例)
多くの場合、ご家族には逮捕の連絡時に身柄拘束場所が伝えられますが、その後の取調べの都合等で移送されることもあります。確実に本人の所在を把握し、本人と直接話をするには、弁護人を選任して接見に行ってもらうのが最も確かな方法です。 |
| Q | 罪名は聞いたのですが、何をしたのか具体的には教えてもらえません |
| A |
結論:捜査機関は、被疑事実の具体的内容(いつ・どこで・誰に対して・何をしたとされているか等)を、家族には原則として伝えません。
ご家族が逮捕の連絡を受けた際、警察から伝えられるのは、原則として「逮捕した事実」「罪名(例:傷害、窃盗、覚醒剤取締法違反など)」「身柄拘束場所」程度です。具体的に何があったのか、被害者は誰か、どのような証拠で逮捕に至ったのかといった被疑事実の中身は、捜査の秘密や被害者保護の観点から、家族には伝えられないのが通常です。 罪名だけ聞いても、事件の輪郭は見えません。「傷害」と言われても、軽い喧嘩なのか一方的な暴行なのか、けがの程度はどれくらいなのか分かりません。「窃盗」でも、店舗での万引きなのか、金額はいくらなのか、常習性はあるのかで、見通しは大きく変わります。ご家族が最も不安に思われるのは、まさにこの「具体的な事件像が見えない」という状態だと思います。
⚠️ 警察への問い合わせの限界
ご家族が警察に電話して「何があったのですか」と尋ねても、捜査情報として詳細は教えてもらえないのが通常です。これは個別の警察官の対応の問題ではなく、捜査機関の運用上の原則です。 |
| Q | 弁護人なら本人の状況を確認できますか? |
| A |
結論:弁護人は刑事訴訟法第39条第1項により、立会人なくして本人と接見できます。本人の認否や様子を直接聴取し、本人の意思と弁護士の守秘義務の範囲で、ご家族にお伝えすることが可能です。
逮捕されてから勾留が決まるまでの最大72時間、原則として家族は本人に面会できません。仮に勾留決定後も、接見禁止が付けば家族との面会・手紙のやりとりが制限されます。一方、弁護人は身柄拘束の段階を問わず、立会人なしで本人と接見することができます。
刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)第39条第1項
身体の拘束を受けている被告人又は被疑者は、弁護人又は弁護人を選任することができる者の依頼により弁護人となろうとする者(弁護士でない者にあっては、第31条第2項の許可があった後に限る。)と立会人なくして接見し、又は書類若しくは物の授受をすることができる。
弁護人が本人と接見することで、ご家族が知りたい以下のような情報に近づくことができる場合があります。
弁護人が接見で確認できること(例)
ただし、ご注意いただきたい点があります。捜査機関が認定している正確な被疑事実の記載は、勾留質問後に発付される勾留状で初めて明らかになることが多く、逮捕直後の段階では弁護人であっても全容把握には限界があります。それでも、本人の認否や様子という、ご家族にとって最も切実な情報については、弁護人の接見を通じて確認できる場合があります。
本人の意思と弁護士の守秘義務
弁護人が接見で得た情報をご家族にお伝えするにあたっては、本人の意思と弁護士の守秘義務(弁護士法第23条、弁護士職務基本規程第23条)の両方が関わります。本人が「家族には伝えないでほしい」と希望すれば、弁護人はその意思を尊重します。実務的には、弁護人が接見の際に本人に「ご家族にどこまでお伝えしてよいか」を確認した上で、本人が同意する範囲でご家族に状況を共有することになります。
弁護士法(昭和24年法律第205号)第23条
弁護士又は弁護士であつた者は、その職務上知り得た秘密を保持する権利を有し、義務を負う。但し、法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
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| Q | 職場にはすぐに逮捕のことを伝えるべきですか? |
| A |
結論:事件の見通しが立たない段階で職場に逮捕の事実を伝えることは、慎重に判断する必要があります。特に本人が否認している事件では、逮捕の事実が職場に広まることでご本人の社会的評価が回復しにくくなる場合があるためです。
ご家族のお気持ちとしては「正直に話したほうが後で問題にならない」と感じられることが多いと思います。ただ、刑事事件においては、その判断は事件の性質と見通しによって変わってきます。 本人が事実関係を否認している事件では、最終的に不起訴処分や無罪判決となる可能性があります。このような事件で、ご家族の善意から職場に逮捕の事実を伝えてしまうと、後日不起訴・無罪となっても、「逮捕された」という事実そのものが職場に残り、本人の社会的評価に長期間影響することがあります。 判断材料として、ご家族に知っておいていただきたいのが、身柄拘束の時間軸です。「数日で帰ってくる」という見通しで動くと、実際の進行とずれが生じることが多いです。
身柄拘束の時間軸(典型例)
この時間軸を踏まえると、職場対応は「数日休めばよい」という前提では立てられないことが多いといえます。実務的には、まず弁護人が本人と接見し、以下の2点を確認したうえで、ご家族と一緒に職場対応の方針を考えていきます。
職場対応を考える前に確認する2点
① 本人の認否
事実関係を認めているか、否認しているか。認め事件か否認事件かによって、その後の見通しが大きく変わります。
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② 罪名から導かれる法定刑
罰金刑が定められている罪か、懲役刑のみか、法定刑の上限はどの程度か。勾留期間、起訴・不起訴の見立て、報道リスクの程度を判断する材料になります。
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③ 事件の見通しに応じた職場対応の検討
軽微で本人も認めている事件と、否認事件・長期化見込み事件・報道リスクのある事件とでは、職場対応の方針が変わります。
もちろん、認め事件で本人も「正直に職場に伝えてほしい」と望むケース、報道される可能性が高い事件で先手の説明が必要なケースなど、職場への説明を選択すべき場面もあります。いずれにしても、事件の見通しが立たないままご家族だけで判断されないことをおすすめします。 |
| Q | 職場には実際どう連絡すればよいですか? |
| A |
結論:本人の意向を確認したうえで、(A)「一身上の都合」等で休む方針、または(B)本人が望めば職場に状況を説明する方針、のいずれかを選ぶのが一般的です。無断欠勤と虚偽の説明は避ける必要があります。
職場連絡を進めるにあたって、避けるべきことが2つあります。
職場連絡で避けるべき2つのこと
この2点を踏まえると、実務上の選択肢は次の2つに整理されることが多いです。
— 職場連絡の2つの方針 —
いずれの方針を取るにせよ、まず弁護人が本人と接見して本人の意向を確認することが出発点です。職場連絡は本人の社会生活に直結しますので、ご家族だけで判断するのではなく、本人がどうしたいかを踏まえて方針を決めることが大切です。 |
| Q | 当番弁護士と私選弁護人はどう違いますか? |
| A |
結論:当番弁護士は弁護士会が派遣する制度で初回接見は無料、私選弁護人はご家族が特定の弁護士を選んで依頼する弁護人です。当番弁護士を呼んだ後、その後の手続を私選弁護人に切り替えることもできます。
身柄拘束された方への弁護人選任の制度として、主に以下があります。
弁護人選任の主な制度
逮捕直後の段階で迅速に弁護人による接見を受けたい場合、当番弁護士を呼ぶか、私選弁護人を直接依頼するかのいずれかになります。当番弁護士は初回接見後、希望に応じて同じ弁護士をそのまま私選弁護人として選任することもできますし、別の弁護士を私選弁護人として選任することもできます。 当事務所では、守谷市の刑事事件について、私選弁護人選任のご相談に対応しています。初回相談は面談またはZOOMで対応しております(電話相談は行っておりません)。お電話・メールでの相談予約を、まずはお気軽にお寄せください。 |
守谷市は、TX(つくばエクスプレス)沿線で都内勤務者が多く、報道リスクや勤務先発覚への懸念が特に切実な地域です。一方、守谷市内には警察署がないため、ご家族が面会・差し入れ等のために移動する必要がある場合、取手警察署(取手市桑原)まで車で20分前後の距離があります。JR常磐線取手駅からは徒歩約1.8キロメートルです。守谷市民にとっては「同じ生活圏」とは言い切れない場所で、ご家族の負担は決して軽くありません。
さらに、守谷市民が逮捕された場合、身柄が必ず取手警察署に置かれるとは限りません。捜査上の事情で、つくば警察署や牛久警察署等、県南の他の留置施設に身柄が置かれることもあります。事件の進行状況や留置場所の確認、職場対応を含めた総合的な相談先として、守谷市の地域事情に精通した弁護士をお選びいただくことが、ご家族の負担軽減につながる場合があります。
ご家族の逮捕は突然で、混乱されているうちに時間だけが過ぎてしまいがちです。逮捕から勾留決定までは最大72時間と限られています。本人と早期に接見し、認否や状態を確認することで、職場対応・示談の要否・今後の見通しといった、ご家族の判断材料が得られる場合があります。まずはお気軽にご相談ください。
📞 050-3623-1320(弁護士直通 月〜日 8:00-19:00)
茨城県守谷市
· 刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)e-Gov法令検索
· 弁護士法(昭和24年法律第205号)e-Gov法令検索
· 取手警察署(茨城県警察)茨城県警察ウェブサイト
· 取手警察署守谷地区交番・南守谷交番・久保ケ丘交番茨城県警察ウェブサイト
· 2026年5月11日:初版公開
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別事案への法的アドバイスではありません。具体的なご相談は弁護士にお問い合わせください。なお、本記事の内容は令和8年(2026年)5月時点の情報に基づいています。法律・実務の取り扱いは今後変更される可能性があります。
公開日:2026年5月11日|最終更新日:2026年5月11日
